新たなチャレンジに向かう決意2

故郷に帰り半年ほどして、半導体工場の技術者として地元の半導体工場に勤めるも、今までの世界最先端レベルとはほど遠く技術レベルの低さが嫌で8ヶ月で辞めてしまった。この間インターネットの求人サイトで今までとは全く異なる業界のしかも営業職にチャレンジすることを決意していた。この会社は賃貸専門のアパートやマンションを建てる会社で、営業職としては有利な土地のオーナーを探し出し、話をしてアパートやマンションのオーナーになることで個人事業主としての収入・税金対策・相続対策・銀行からの融資等での提案を行い、オーナーに納得してもらい契約をとり、工事・引渡し・その後のフォローがメインの仕事である。社風としては、営業は軍隊と同じであり、一般の会社からは一線を引いている。先ず契約をとることが最優先で、契約を取り建築引渡しで定例給与以外に契約金額の約2%が営業報奨金として受け取ることが出来る。私は入社7ヶ月で3契約を取り契約金額は約4億円となった。定例給与は税込み年収500万円ほどであったが前述の営業報奨金と合わせると1年目から前職のリーダークラスと変わらない位の年収になっていた。但し契約が取れない人は朝礼から罵声が飛び交うのが当たり前でボーナスもなく定例給与のみで1年間もすれば会社に居れなくなる。勤続5年間で表彰される会社である。この会社は契約を取れば膨大な資料や書類が必要となる為もあって忙しくなり、契約が取れなければ1日中飛び込み営業をするかサボって次の職探しをするかである。契約を取れば週休や時間は関係なく、サラリーマンでなく個人事業主である。仕事量の多さは全く平気であったが、次々と罵声を浴び辞めて行く仲間を見ていると、この社風が嫌になり、4契約目や紹介契約も計算されていたが、1年で会社を辞める決意をした。なんとも自分がチャレンジしようとした決意で成功しているのに、自分でもあっさりと結論を出してしまった。どうも歯車がかみ合わない。

今は、プータローをしているが此処1ヶ月間ぐらい個人事業主として何かを軌道に乗せようと真剣に考え創めた所である。